銀座歌舞伎座

date:2010年02月24日 category:Blog, 建物散策, 散歩と旅行 Tags:

歌舞伎座が4月から建て替えの為、公演見がてら建築見学。
舞台以外の場所は簡素なつくりで、階高が高いため急階段です。
観賞演目は「高坏」と「籠釣瓶花街酔醒」。
いずれも中村勘三郎主演の演目です。意外と背が低いなぁ。
常連の大向こう達の掛け声が結構迫力です(笑)。
コンサートや映画などと雰囲気が異なる不思議な空間で、書割りのパースのかけ方が面白い。
上から見ても立体感がある造りになっている。

Repo*『No Man’s Land』旧フランス大使館の内観会



旧フランス大使館解体前のアートイベントを見学。
アートイベントも楽しいけれど、どちらかといえばやっぱり建物探訪!
2Fより上階がキャンチで浮いているような構成で、RC+S造。窓はスチールで堅剛な雰囲気になっています。各部屋でアーティストの作品やインスタレーションが行われていて文化祭のような懐かしい光景でした。
フランスの設計によく見られる雨どい形状。キャノピー形状をガルウィングにして、谷底から雨水の出先が向けられており、その先は植栽。お見事。コルビジェの住宅だったと思うけど、住宅サイズでやると雨樋が小さくなるので、結構カワイイ。
ポコッとでた樋形状が平らな外壁に影を落とすのがナカナカ良いのです。
各室出入口周りは、収納一体で設備系が納められています。ちょうど壁をふかした様相です。
窓はスチール枠。エアコンを枠内に仕込んだりして手が込んでます。
設備を考慮して簡単に壁を作らないところがよく、開放感にあふれた居室です。
廊下側はスチール製鍵付のインターフェイスですが、居室側は家具になっており前入れ後ろ出しになっている。
今でこそ既製品であるけど、この方が僕は好きだ。居室側に金属がいばってこないのがイイ感じだ。
構造フレームに沿ってシャッターを仕込んであり、マッシブな形状を際立たせている。
そしてアルコーブ状(手すり壁がないバルコニー)になった奥が前面ガラスで見えているので整然とした佇まいだ。
古い建物の良さは何といっても原始的な納め方が見せてくれる物のあり方だ。
余計なテクノロジーが入っていないので「どうなってんだコリャ」がない。
ついでに厳重な管理をされているので中に入れないけど、エントランス内部の先にゆったりと登っていく屋外の坂が計画されており、内部に誘う色っぽい仕掛けがされている。
なんとか中に入ってみたいけど、なにぶん、用事がない(笑)。